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現場の仕事(ドライバー・介護・警備・清掃)

60代から警備の仕事を始めるには?年齢・新任教育・仕事の種類をやさしく解説

公開:最終更新:
文:人生後半のしごと案内 編集部

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道路工事の現場で、ヘルメットと反射ベストを着けた60代の男性警備員が紅白の旗を持って立っているイメージ写真
※写真はイメージです(AI生成)
先に答え(結論)はい。警備の仕事は、60代・未経験からでも始められます。
  • 警備業法では「18歳未満はなれない」と決まっていますが、年齢の上限はありません。
  • 働き始める前に、会社で20時間以上の「新任教育」を受けます。資格がなくても始められます。
  • 60代から始める方には、施設警備(1号)と交通誘導(2号)の求人が多いです。
  • 屋外の仕事は、暑さ・寒さ・立ちっぱなしがあります。体と相談して選びましょう。

「定年後も、体を動かして働きたい」。「未経験でも、研修があるなら安心」。

警備の仕事は、そう考える60代の方が始めやすい仕事のひとつです。この記事では、国や警察の資料をもとに、警備の仕事の始め方を順番に説明します。

この記事でわかること
  1. 何歳まで警備員になれるか
  2. 警備の仕事の種類
  3. 働く前の研修(新任教育)
  4. 資格(検定)のこと
  5. 体の負担と、暑さ対策
  6. 求人の探し方

60代・70代でも、警備員になれる?

法律で決まっているのは「18歳未満は不可」だけ

警備業法では、18歳未満の人は警備員になれないと決まっています。年齢の上限は決められていません。

ただし、法律で決められた欠格事由(破産して復権していない人、一定の刑を受けてから5年たっていない人など)にあたる人は、警備員になれません。

採用や働ける年齢は、会社ごとに違う

法律に上限がなくても、採用するかどうかや何歳まで働けるかは、警備会社ごとに違います。求人票や面接で確認しましょう。

警備の仕事には、どんな種類がある?

警備業法では、警備の仕事を4つに分けています。

※区分は警備業法・警察庁の資料より(2026年10月30日確認)。始めやすさは編集部の目安です。
区分どんな仕事?60代から始めやすい?
1号警備(施設警備など)ビル・商業施設・病院などの受付、出入りの管理、巡回。機械警備(警報が鳴ったら駆けつける)もふくむ求人が多い。屋内の仕事も多い。夜勤がある場合も
2号警備(交通誘導・雑踏警備)工事現場や駐車場での車・人の誘導、お祭りやイベントでの人の整理求人が多い。屋外で立つ時間が長い
3号警備(貴重品運搬)現金や貴重品を運ぶ車での警備会社によって条件が違う
4号警備(身辺警護)人の身の安全を守る、いわゆるボディーガード経験や体力が求められることが多い
  • 1号警備(施設警備など)

    どんな仕事?
    ビル・商業施設・病院などの受付、出入りの管理、巡回。機械警備(警報が鳴ったら駆けつける)もふくむ
    60代から始めやすい?
    求人が多い。屋内の仕事も多い。夜勤がある場合も
  • 2号警備(交通誘導・雑踏警備)

    どんな仕事?
    工事現場や駐車場での車・人の誘導、お祭りやイベントでの人の整理
    60代から始めやすい?
    求人が多い。屋外で立つ時間が長い
  • 3号警備(貴重品運搬)

    どんな仕事?
    現金や貴重品を運ぶ車での警備
    60代から始めやすい?
    会社によって条件が違う
  • 4号警備(身辺警護)

    どんな仕事?
    人の身の安全を守る、いわゆるボディーガード
    60代から始めやすい?
    経験や体力が求められることが多い
オフィスビルのロビーの受付カウンターで、制服と制帽姿の60代の男性警備員が来館者の記録をつけているイメージ写真
施設警備は、受付や出入りの管理など、屋内の仕事も多くあります。 ※写真はイメージです(AI生成)

働く前の研修(新任教育)は、どんな内容?

20時間以上の研修を受けてから、仕事を始める

全国警備業協会によると、新しく警備の仕事をする人は、20時間以上の「新任教育」を受けてから仕事に就きます。研修は、会社がおこなうことが法律で決まっています。

  1. 基本教育:法律の基礎、警備員の心構え、基本の技能など
  2. 業務別教育:施設警備、交通誘導など、仕事ごとの内容
  3. 実地の教育:それぞれの現場で教わる(業務別教育のうち5時間までは現場での実地教育にできます)

働き始めてからも、毎年研修がある

働き始めてからも、年度ごとに10時間以上の「現任教育」があります。知識を新しくしながら、安心して働けるしくみです。

研修室で、50代・60代の新人警備員たちが講師の話を聞き、ひとりが誘導灯の使い方を練習しているイメージ写真
新任教育では、基本の知識や、誘導灯の使い方などを学びます。 ※写真はイメージです(AI生成)

資格(検定)は必要?

資格がなくても始められる

警備の仕事は、資格がなくても始められます。

一部の現場には、検定に合格した人を置く決まりがある

高速道路・自動車専用道路や、都道府県の公安委員会が決めた道路で交通誘導をするときは、現場ごとに「交通誘導警備業務」の1級または2級の検定に合格した警備員を、1人以上置くことになっています。

働きながら検定を取ると、まかせてもらえる現場が増えることがあります。費用を会社が手助けしてくれるかどうかは、会社ごとに違います。

体の負担は?暑さ・寒さは大丈夫?

屋外の仕事は、天気の影響を受ける

交通誘導などの屋外の仕事は、夏の暑さ、冬の寒さ、雨の中で、長い時間立つことがあります。体力に不安があれば、屋内の施設警備から考えるのもよいでしょう。

2025年6月から、熱中症対策が会社の義務に

厚生労働省(労働局)によると、2025年6月1日から、熱中症のおそれがある作業(WBGT28以上または気温31℃以上の場所で、1時間以上続けて、または1日4時間をこえて働く作業)について、会社は早く見つけて対応するための体制と手順をつくり、働く人に知らせることが義務になりました。

応募のときは、休けいのとり方、水分補給、空調服などの暑さ対策を聞いておくと安心です。

警備の求人は、どこで探せばいい?

  • ハローワーク

    どんなところ?
    国の窓口。地元の警備会社の求人が見つかる。おおむね60歳以上の方は生涯現役支援窓口でも相談できる
    お金
    無料
  • セキュリティーワーク

    どんなところ?
    警備の仕事専門の求人サイト。「60歳以上活躍中・シニア歓迎」「未経験歓迎」で求人をしぼれる。キャリアアドバイザーに相談もできる
    お金
    完全無料(公式サイトの記載)

セキュリティーワークについて

セキュリティーワークは、株式会社ミライユが運営する、警備の仕事専門の求人サイトです。厚生労働大臣の許可を受けた職業紹介事業者です(有料職業紹介事業 13-ユ-306792)。公式サイトによると、次のような特徴があります。

求人の数は、地域によって違います。お住まいの地域の求人があるかどうか、まずは公式サイトで見てみましょう。

警備の仕事専門・利用は無料(公式サイトの記載)。求人の地域や条件は、公式サイトでご確認ください。

応募する前に、確認しておきたいことは?

  1. どの区分の仕事か(施設警備か、交通誘導か)
  2. 働く日数・時間(夜勤や、泊まりの勤務があるか)
  3. 現場の場所(毎日同じ場所か、日によって変わるか)
  4. 新任教育の日程と、その間の給料が出るか
  5. 暑さ・寒さ対策(休けい、空調服、防寒具など)
  6. 何歳まで働けるか
気をつけたいこと

警備の仕事は、人や車の安全を守る、責任のある仕事です。「だれでも楽にできる」「必ず稼げる」仕事ではありません。体調が悪い日は無理をせず、会社に早めに伝えましょう。

まとめ

ほかの現場の仕事は、50代・60代から介護の仕事は始められる?や、60代・未経験からタクシー運転手になれる?でも紹介しています。週に数日だけ働きたい方は、60代・70代のパート・アルバイトの探し方もご覧ください。

よくある質問

60代・70代でも、警備員になれますか?

なれます。警備業法では、18歳未満の人は警備員になれないと決められていますが、年齢の上限は決められていません。ただし、法律で決められた欠格事由にあたる人はなれません。採用するかどうかや、何歳まで働けるかは、警備会社ごとに違います。

未経験でも大丈夫ですか?資格は必要ですか?

未経験でも始められます。警備会社は、新しく働く人に、仕事を始める前に20時間以上の「新任教育」をおこなうことが法律で義務づけられています。資格がなくても働けますが、高速道路など一部の現場では、交通誘導の検定に合格した人を置く決まりがあります。

新任教育では、どんなことを習いますか?

警備員として知っておくべき基本(法律の基礎、心構え、技能など)を学ぶ「基本教育」と、施設警備や交通誘導など仕事ごとの「業務別教育」があります。そのあと、現場で実地の教育を受けます。働き始めてからも、毎年度10時間以上の「現任教育」があります。

警備の仕事には、どんな種類がありますか?

警備業法では4つに分かれています。1号はビルや商業施設などの施設警備(巡回・機械警備をふくむ)、2号は工事現場やイベントの交通誘導・雑踏警備、3号は現金などの貴重品運搬、4号は身辺警護です。60代から始める方は、1号と2号の求人が多く見つかります。

夏の暑い時期の屋外の仕事が心配です。

2025年6月から、会社には、熱中症のおそれがある作業(気温31℃以上やWBGT28以上で、1時間以上続けて、または1日4時間をこえて働く作業など)について、早く見つけて対応するための体制や手順をつくることが義務づけられました。応募のときに、暑さ対策(休けい・水分・空調服など)について聞いておきましょう。

この記事で参考にした情報(2026年10月31日確認)

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