本文へ移動

当サイトはアフィリエイト広告(PR)を利用しています。詳しくは広告表記について

現場の仕事(ドライバー・介護・警備・清掃)

50代・60代から介護の仕事は始められる?資格なしでできること・初任者研修の取り方をやさしく解説

公開:最終更新:
文:人生後半のしごと案内 編集部

PR本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)を含む場合があります。広告の有無によって内容や掲載順を変えることはありません。詳しくは広告表記についてをご覧ください。

介護施設で、60代の女性職員が高齢の男性の歩行をそばで支えているイメージ写真
※写真はイメージです(AI生成)
先に答え(結論)はい。介護の仕事は、50代・60代からでも、資格なしで始められます。
  • 老人ホームやデイサービスなどの施設なら、資格がなくても働けます。
  • 利用者の家に行く訪問介護は、介護職員初任者研修(130時間)などを終える必要があります。
  • 研修は、ハローワークの職業訓練(原則無料)で受けられることもあります。
  • 体を使う介助に不安があれば、そうじや配膳を受け持つ「介護助手」という働き方もあります。

「人の役に立つ仕事がしたい」。「親の介護をした経験を、仕事に生かせないかな」。

そう考えて、50代・60代から介護の仕事を始める方もいます。でも、「資格がないとダメなのでは」「体力がもつかな」と、心配になりますよね。

この記事では、厚生労働省の資料をもとに、介護の仕事の始め方をひとつずつ説明します。

この記事でわかること
  1. 資格なしでできる仕事と、できない仕事
  2. 介護の研修(資格)の種類と、時間の目安
  3. 無料で学べる方法と、仕事の探し方
  4. 体に無理のない働き方(介護助手)

資格がなくても、介護の仕事はできる?

施設なら、資格なしで働ける

特別養護老人ホーム、デイサービス(通所介護)、グループホームなどの施設では、資格がなくても介護職員として働けます。「無資格・未経験OK」と書かれた求人もあります。

訪問介護(ホームヘルパー)は研修が必要

利用者の家に行って、食事や入浴の手伝いをする訪問介護は、決められた研修を終えた人でないと働けません。たとえば、介護職員初任者研修を終えると、訪問介護の仕事もできるようになります。

資格なしで働き始めたら「認知症介護基礎研修」を受ける

2024年4月から、介護の仕事に直接かかわる人のうち、医療・福祉の資格を持っていない人は、「認知症介護基礎研修」を受けることになりました。受講させるのは事業所の義務で、働き始めてから1年以内に受ければよいことになっています。国の決まりで、原則としてインターネットで受ける形(eラーニング)でおこなわれています。

これは「受けていないと雇ってもらえない」という決まりではありません。働き始めてから、職場と相談して受ければ大丈夫です。

明るい研修室で、50代の女性がベッドから車いすへ移る介助を練習し、講師がそばで教えているイメージ写真
研修では、体に負担の少ない介助のしかたも学びます。 ※写真はイメージです(AI生成)

介護の研修・資格には、どんな種類がある?

介護の研修や資格は、段階になっています。はじめての方は、下のほうから順番に考えるとわかりやすいです。

※時間数は厚生労働省の資料(2026年10月30日確認)。費用や日程は研修をおこなう学校によって違います。
研修・資格時間の目安できるようになることこんな人に
介護に関する入門的研修21時間(1日3時間だけの短いコースもある)介護の基本を知る。施設で働くきっかけに。※訪問介護はできないまずは介護がどんなものか知りたい人
生活援助従事者研修59時間訪問介護のうち、そうじ・洗濯・調理などの「生活援助」ができる家事の経験を生かして、訪問介護をしたい人
介護職員初任者研修130時間+修了評価(筆記試験1時間ほど)施設でも訪問介護でも、基本の介護ができる介護の仕事を本格的に始めたい人
実務者研修450時間介護福祉士の国家試験を受けるために必要長く続けて、介護福祉士をめざしたい人
介護福祉士(国家資格)原則、実務3年以上+実務者研修のあと国家試験介護の専門職として、すべての介護の仕事ができるさらに上をめざしたい人
  • 介護に関する入門的研修

    時間の目安
    21時間(1日3時間だけの短いコースもある)
    できるようになること
    介護の基本を知る。施設で働くきっかけに。※訪問介護はできない
    こんな人に
    まずは介護がどんなものか知りたい人
  • 生活援助従事者研修

    時間の目安
    59時間
    できるようになること
    訪問介護のうち、そうじ・洗濯・調理などの「生活援助」ができる
    こんな人に
    家事の経験を生かして、訪問介護をしたい人
  • 介護職員初任者研修

    時間の目安
    130時間+修了評価(筆記試験1時間ほど)
    できるようになること
    施設でも訪問介護でも、基本の介護ができる
    こんな人に
    介護の仕事を本格的に始めたい人
  • 実務者研修

    時間の目安
    450時間
    できるようになること
    介護福祉士の国家試験を受けるために必要
    こんな人に
    長く続けて、介護福祉士をめざしたい人
  • 介護福祉士(国家資格)

    時間の目安
    原則、実務3年以上+実務者研修のあと国家試験
    できるようになること
    介護の専門職として、すべての介護の仕事ができる
    こんな人に
    さらに上をめざしたい人

前の研修を終えていると、次の研修の一部が免除されることがあります(都道府県の判断)。くわしくは、研修をおこなう学校に聞いてみましょう。

研修を無料で受ける方法はある?

ハローワークの職業訓練(ハロートレーニング)

ハローワークで仕事を探している方は、国の職業訓練「ハロートレーニング」を受けられることがあります。厚生労働省によると、受講料は原則無料で、テキスト代は自分で払います。介護のコースがあるかどうか、いつ始まるかは、地域によって違います。まずはハローワークの窓口で「介護の訓練を受けたい」と相談してみましょう。おおむね60歳以上の方は、生涯現役支援窓口でも相談できます。

働きながら、会社の制度で資格を取る

介護の求人サイトや施設の中には、働きながら資格を取る費用を手助けする制度を用意しているところもあります。ただし、「その会社で働いていること」「一定の期間内にやめると費用を払う」などの条件がついていることが多いので、申し込む前にかならず確認しましょう。

体力が心配。体に無理のない働き方は?

「介護助手」という働き方

介護助手は、施設の介護職員を手助けする仕事です。入浴・食事・トイレの介助のような体を使う介助はせずに、次のような「周辺業務」を受け持ちます。

厚生労働省は、元気な高齢者に介護助手として活躍してもらう取り組みを進めています。都道府県の福祉人材センターなどが、施設とのマッチングをしている地域もあります。「介護助手」「介護補助」という名前の求人を探してみましょう。

介護施設の明るい食堂で、エプロン姿の60代の男性が食事のトレーをテーブルに配っているイメージ写真
配膳やそうじなど、介助以外の仕事を受け持つ「介護助手」という働き方もあります。 ※写真はイメージです(AI生成)

短い時間・週に数日から

求人によっては、パートで「週2〜3日」「午前中だけ」などの働き方もあります。最初は短い時間から始めて、体の様子を見ながら日数を増やす方法もあります。腰に負担がかかる仕事もあるので、体のことで気になることは、面接で正直に伝えましょう。

介護の仕事は、どこで探せばいい?

探し方は、大きく分けて「公的な窓口で相談する」「介護専門の求人サイトに登録して、担当者に相談する」の2つです。資格があるかどうか、どのくらい働きたいかで、向いている探し方が変わります。

  • ハローワーク

    地域・働き方
    全国。正社員・パートの介護の求人がある
    使い方
    窓口で相談しながら探せる。介護の職業訓練(ハロートレーニング)の相談もできる。費用は無料
    こんな人に
    近くの施設で、対面で相談しながら探したい人。訓練で資格を取りたい人
  • 福祉のお仕事(福祉人材センター)

    地域・働き方
    全国。各都道府県に福祉人材センターがある
    使い方
    全国社会福祉協議会の中央福祉人材センターが運営。求職登録は無料。介護助手のマッチングをしている地域もある
    こんな人に
    公的な窓口で、福祉・介護の仕事を探したい人
  • かいご畑

    地域・働き方
    都道府県から求人を検索できる。サイトの雇用形態の条件は「派遣」
    使い方
    求人のページか電話でエントリーすると、担当者から電話かメールで連絡がある。利用は無料。かいご畑で仕事が決まれば、無料で介護資格が取れる(条件あり)
    こんな人に
    資格がなく、働きながら資格を取りたい人

かいご畑について

かいご畑は、株式会社ニッソーネットが運営する、介護の仕事専門の求人サイトです。公式サイトによると、次のような特徴があります。

無料で資格を取れる制度には、対象になる働き方や地域、講座などの条件があります。お住まいの地域で使えるか、やめたときに費用がかかるかどうかなどを、相談のときにかならず聞いてください。

【使える人】介護の仕事をさがしている方(無資格・未経験OKの求人あり)。【働き方】サイトで選べる雇用形態は「派遣」。【登録・応募したら】担当者から電話かメールで連絡があります。【お金】無料。資格取得の制度の条件や、お住まいの地域の求人は、相談でご確認ください。

すでに介護の資格を持っている方は

初任者研修・実務者研修・介護福祉士などの資格をすでに持っている方は、資格を生かせる求人を、担当者に紹介してもらう方法もあります。

MC-介護のお仕事は、株式会社メディカル・コンシェルジュ(有料職業紹介事業 13-ユ-070292、労働者派遣事業 派13-070607)が運営する介護の求人サイトです。公式サイトによると、次のような特徴があります。

広告・PR 【こんな人に】介護の資格を持っていて、資格を生かせる職場を担当者に紹介してほしい方。【登録したら】キャリアコンサルタントから連絡があり、希望を聞いて求人を紹介してもらえます。【お金】無料。資格がまだない方は、上のハローワーク・かいご畑や、初任者研修の取り方の記事をご覧ください。
条件に合わないときは

応募する前に、確認しておきたいことは?

求人票や面接で、次のことを確認しておくと安心です。

  1. どんな仕事をするか(介助をするのか、介護助手のような周辺業務か)
  2. 働く日数と時間(夜勤があるか、早番・遅番があるか)
  3. 研修(はじめての人への研修や、認知症介護基礎研修を受ける時間がとれるか)
  4. 資格を取る手助け(費用の手助けがあるか、その条件)
  5. 何歳まで働けるか(定年や、続けて働ける制度)
気をつけたいこと

介護の仕事は、やりがいがある一方で、体を使う場面もあります。「必ず稼げる」「だれでも楽にできる」という仕事ではありません。無理をせず、自分の体と相談しながら、続けられる働き方を選びましょう。

まとめ

これまでの人生で身につけた、人への気づかいや生活の知恵は、介護の現場できっと役に立ちます。まずは、近くのハローワークや介護の求人サイトで、どんな仕事があるのか見てみることから始めてみてください。

警備の仕事に興味がある方は、60代から警備の仕事を始めるには?をご覧ください。ほかの現場の仕事は、現場の仕事のページで紹介しています。タクシーの仕事に興味がある方は、60代・未経験からタクシー運転手になれる?もご覧ください。

よくある質問

資格がなくても、介護の仕事はできますか?

できます。老人ホームやデイサービスなどの施設では、資格がなくても介護職員として働けます。ただし、利用者の家に行く訪問介護(ホームヘルパー)は、介護職員初任者研修などの研修を終えていないと働けません。また、資格がない人は、働き始めてから1年以内に「認知症介護基礎研修」を受けることになっています(事業所が受講させる義務があります)。

介護職員初任者研修は、どのくらいの時間がかかりますか?

国が決めたカリキュラムで130時間です。最後に1時間ほどの筆記試験(修了評価)があります。通う日数や期間、費用は、研修をおこなう学校によって違います。

介護の研修を、無料で受ける方法はありますか?

ハローワークで仕事を探している方は、国の職業訓練「ハロートレーニング」で、介護のコースを受けられることがあります。受講料は原則無料で、テキスト代などは自分で払います。受けられるかどうかは、ハローワークの窓口で相談してください。また、民間の会社にも、働きながら無料で資格を取れる制度を用意しているところがあります(条件があります)。

体力に自信がありません。体を使う介助をしない仕事はありますか?

「介護助手」という働き方があります。施設のそうじ、ベッドのシーツの交換、食事の配膳・下膳など、入浴や排せつの介助以外の「周辺業務」を担当します。国も、元気な高齢者が介護助手として働く取り組みを進めています。求人があるかどうかは、地域や施設によって違います。

60代から介護福祉士をめざせますか?

介護福祉士の国家試験を受けるには、原則として、介護の仕事を3年以上経験し、実務者研修(450時間)を終えることが必要です。年齢の上限はありません。無理のないペースで考えましょう。

この記事で参考にした情報(2026年10月31日確認)

☎ ひとりで悩まず、まずは相談を

ハローワークの「生涯現役支援窓口」では、おおむね60歳以上の方の仕事の相談を、無料で受け付けています。50代の方も、ハローワークの窓口で相談できます。

相談先を見てみる